毎日が家事地獄…私を救った6つの習慣
■ はじめに:やっても終わらない家事に、心がすり減っていませんか?
「何をしても終わらない」「1日がずっと片づけで終わる」
そんな感覚に、心当たりはありませんか?
私自身、パートと育児の合間に家事を回し続ける毎日で、ある日ついに涙が出ました。何もできないわけではない。でも、ずっと“やりかけのまま”が続く暮らしに、心が折れてしまったのです。
この記事では、そんな日々を少しずつ立て直すきっかけになった「家事ストレスを軽減する6つの習慣」をご紹介します。どれもすぐに試せる小さな工夫ですが、続けることで暮らしと気持ちが変わっていきました。
「頑張ってるのに報われない」と感じている方へ。
この記事が、あなたにとって“自分を取り戻す入口”になれば嬉しいです。
H2:なぜ家事は終わらないのか?
H3:完璧を目指すほど、終わらない
私がまず直面したのは、「完璧にやらなきゃ」と思い込みすぎていたことでした。
家事の基準を自分でどんどん高くして、「理想の状態」がゴールになっていたのです。
実際、心理学的にも「完全主義」はストレスと強く関係しています(田中茂樹『完全主義という病』)。
家事は本来、柔軟に対応できるもの。ルールに縛られすぎると、かえって生活の自由度が下がってしまいます。
H3:頭の中だけで整理していた
「今日は何をすればいいんだっけ」と考えながら動いていると、常に頭がいっぱいになります。
私も“なんとなく”やることを思い出しながら動くスタイルで、結果的に効率が悪くなっていました。
認知心理学では、ワーキングメモリ(短期的な記憶容量)は限られており、同時に処理できる情報は少ないとされています(参考:Eysenck, 2012)。
書き出す、可視化する。
それだけでも、「やらなきゃ」に追われる気持ちは和らぎます。
H2:暮らしを立て直した6つの習慣
H3:1. やらないことリストを作る
「やることリスト」ばかりが増える日々に疲れ果て、ある日逆転の発想で「やらないことリスト」を作ってみました。
例:
- タオルは畳まずにカゴにまとめる
- 布団は軽く整えるだけにする
- 平日は掃除機をかけない
減らすのは、タスクではなく“こだわり”でした。
やらないことを自分で許すだけで、驚くほど家事がラクになりました。
H3:2. 「朝5分だけ」片付ける
時間がない中でも、「朝5分だけ片付ける」と決めたことで気持ちに余白ができました。
ポイントは、内容ではなく“時間”を決めること。
今日は洗面台、明日はテーブル…など、完璧ではなく“区切り”をつける意識が大切です。
これは「意思決定疲労(decision fatigue)」を防ぐ行動習慣でもあり、心理的な負荷の軽減につながります。
H3:3. 週に1度、何もしない日を作る
金曜日の夜だけは、「洗濯物は明日でいい」「お風呂掃除はパス」と決めました。
自分に休息を許したことで、他の日のやる気が戻ってきたのです。
これは、心理学で言う**セルフ・コンパッション(自分への思いやり)**に通じます。
自分を責めずに休むことで、疲労や無力感からの回復が促されるといわれています(Neff, 2003)。
H3:4. 家電に頼ることを「甘え」と思わない
時短家電を取り入れることに抵抗がありましたが、乾燥機付き洗濯機と食洗機は本当に導入してよかったと感じています。
特に子育て世帯や共働き家庭では、1日30分以上の作業削減につながるという調査結果もあります(パナソニック調査レポート 2022年)。
家電は“手抜き”ではなく、“仕組み化”の一つ。
迷っているなら、家事の中で一番負担に感じているところから検討してみてください。
H3:5. 献立を“型”で決める
毎日違うメニューを考えるのがつらくて、「曜日ごとの型」を決めるようになりました。
例:
- 月曜:炒め物
- 火曜:丼物
- 水曜:パスタ
- 木曜:カレー系
- 金曜:冷凍・外食・惣菜
パターンを決めることで、買い物も調理も思考も時短になります。
「飽きるのでは?」と思うかもしれませんが、むしろ決めている方が心が楽になります。
H3:6. 「助けて」と言えるようになった
一番の転機は、夫に「しんどい」と素直に言えたことでした。
これまで私は「頼らないのが正解」と思っていたのですが、それでは家庭全体が疲れてしまう。
今では、家事のタスクを分担ではなく“共有”する意識に変わりました。
厚労省の調査でも、家庭内での“話し合いによる家事分担”が幸福感と関係していることが示されています(令和2年 男女共同参画白書)。
H2:まとめ|ストレスフリーな家事のために、できることから始めよう
✅ 家事ストレスを減らす実践チェックリスト
- 完璧主義を手放し、“やらないこと”を明確にする
- 時間で区切る習慣を取り入れる(例:朝5分片付け)
- 週1回、家事を“休む日”を作る
- ストレス源となる作業に時短家電を導入する
- 献立に「型」を決めて悩む時間を減らす
- パートナーと「家事の見える化」を共有する
家事の負担は、あなたが怠けているからではありません。
社会や生活の構造が変わる中で、求められる役割が増えているだけです。
だからこそ、「やらなくていいこと」や「頼っていいこと」を見つけていきましょう。
無理をしない工夫が、あなたの生活をもっとやさしくしてくれるはずです。
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あなたの気づきが、誰かの救いになるかもしれません。
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